レアメタルに関する情報
レアメタルやレアメタルを取り巻く状況に関して、関東エコシステムがお伝えします。
レアメタルとは
希少金属とも呼ばれる、流通量の少ない非鉄金属です。経済産業省は「地球上の存在量が稀であるか、技術的・経済的な理由で抽出困難な金属のうち、現在工業用需要があり今後も需要があるものと、今後の技術革新に伴い新たな工業用需要が予測されるもの」をレアメタルと定義づけています。
レアメタルの主な用途
レアメタルの用途の一部をご紹介します。
リチウム | リチウムイオン電池 |
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タングステン | ドリルやカッターなどの超硬工具(超硬合金を用いた工具) |
ガリウム | 発行ダイオード |
この他にも、携帯電話やパソコンなど、身近な製品にレアメタルは使われています。レアメタルを使った製品を回収・リサイクルすることで、レアメタルの安定的な供給が可能となります。
レアメタルを取り巻く環境
近年、中国やインドをはじめとした新興国の経済発展にともない、レアメタルの世界的な消費量が増加しています。平成20年の世界的な経済悪化により一時的に減少しましたが、中長期的にはレアメタルの資産価値は増加傾向にあります。
一方で、レアメタルの生産地が限られていること、一部の資源国での輸出抑制や資源生産国が所有権を主張する「資源ナショナリズム」の台頭などによってレアメタルの生産は不安的な状態が続いています。このような世界情勢のなかでレアメタルを安定的に供給するために回収・再利用が必要不可欠となっているのです。
レアメタルリサイクルの現状
小型家電や電気機器、超硬工具などからレアメタルを取り出す技術は、常に研究・開発され、年々発展していっています。とくにリチウムやレアアースなどの需要の多いレアメタルは急速に研究・開発が進められています。